オリジナル小説  第7話

スティルネスさんと実(みのる)さんが仲間になって、なぜか敵だったダークも仲間になって

迎える朝の食事の用意中

晃兄だと魔法でえいってだしちゃうんだけど(材料は居る)、味気ないので私が作る

まぁ、美味しいかって言うと・・・それなりに・・・と答えておきましょうか。

「かんせい♪」

スープとパンと、目玉焼きにソーセージとレタスを添えたもの。

これでまずかったらおかしすぎ。

「さて、皆を起こしに向かいますか」

てーか、皆勝手に起きて来いよ・・・とか胸に秘めつつ各々の部屋へ向かう

まずは実さんの部屋、扉をノックしつつ

「実さん、朝ごはん出来たから起きて来て」

しーん、として静まり返っている・・・寝起き悪いんか?

「実さん?」

そっと扉を開けてみるとすでに物抜けの殻・・・布団も綺麗にたたんであったりする

「晃兄!!実さんが居ないよぉ」

あわてて晃兄の部屋へ

その声に反応してか、スティエルネスさんとダークも顔を出してくる

「ここへ来るの納得してたよね、彼女・・・」

ほっとんどだましてたような気もするけど・・・

なんだかんだと言い合いすること数分。

「何やってんだお前ら」

突然後ろから声がかけられる、戦ってた時の服装のままの実さんがそこに立っていた

「何ってどこへ行ってたの?」

「どこって・・・別に日課のトレーニングだけど?」

私の問いにしれっと答えてくる実さん。

「と・・・とりあえず朝ごはん出来てるから、皆で食べよ」

なんだか騒いでいたのが気まずくなって、朝食に誘う私・・・早合点。ごめんなさい

で、折角作った朝食だが、騒いでいる間に冷めてしまった・・・

「さて、魔法の仕組みとか、いろいろ覚えてもらいますよ。実さん」

とは晃兄。攻めてきている以上のんびりはしていられない。

「あ、やっぱりそうなるか。神族じゃねぇっていっても逃れられないのね」

ややあきらめきった表情で言う。

朝食が終わると早速魔法講座が始まる。私も参加する羽目になった

えーん、折角人間界に来た意味ないよぉ・・・



「魔法界にはいろいろな魔法の使い方をする者がいる。

1、人間が超能力と呼ぶの物しか使えない種族。

2、杖やバトン、ペンダントなどの媒体になるものを使用して魔法を使う種族。

3、媒体と呪を唱えることにより魔法を使つ種族。

4、媒体無しで印と呪で魔法を使う種族

5、媒体無しで印のみで魔法を使う種族。

そして私のように思ったことをそのまま魔法で具現化することの出来る種族です。

我々の場合は印と呪を用いることで通常の魔力消費の半分で魔法を施行することが出来たり、

3、5もそうで前者の使い方をすると通常の半分の魔力消費ですむ上施行された状態は通常の2倍の効果

と、このような現象が起きる


魔法とは呼ぶが基本的に攻撃力を持つものはごく限られたもののみだ。魔法界にもうようよいるわけではない」

とそこでスティルネスさんが口を挟む。

「あら・・・あっちは、うようよ居るわよ」

「え・・・?」

とは晃兄と私

「だからね。たくさん居るわよ、攻撃魔法使える人。だからこそ他の世界を乗っ取ろうなんて気を起こすんでしょうけど

まぁもっとも皇帝の力のほうが一般市民より強いものだから、逆らおうって言う人も居ないでしょうけど

一般市民の人たちでも初級の攻撃魔法くらい使えるわよ」

としれっと答えてくる

「で、あんたはどれくらいのランクなんだ?」

とは実さん

「ん〜・・・基本的には力抑えて一般市民のふりしてたから解らないけど、そうねぇ・・・

私の力が通じるなら、幹部候補くらいにはなれたかもね」

口元に右手人差し指をピッと添えながら答えてくる

「通じるなら?」

「ん、私の力、彼らの世界を守る為のものだからその世界に住む彼らを傷つけることは出来ないの」

口元に人差し指を添えながら困った顔をする

「・・・戦力外ってことか?」

あっさり言う実さん

「ははっ、魔力って言う点ではそうね。でも私武道があるから、撹乱したり周りの人を守ったり

位はできるわよ。

まぁ、この中で彼らに傷を負わせたりできるのは貴女だけ。晃さんの力でもダークにも

かなわなかったでしょ。来るのはダーク並の力を持っている人たちだもの、・・・」

なにやら話が途中で止まり、じっと実さんを見るスティルネスさん

「あ・・・神族変身

・・・出来ないじゃない。」

「なんか問題あんのか?」

またうんざりな顔をする実さん

「だって、それじゃ殺すことしかできないわ。神族は民を殺す為に居るんじゃないのよ。

封印してそういう他世界を侵略しようなんて悪しき考えを排除の上で蘇らせるということをしているの。

生身で封印は出来なくもないけど魔力消費が激しすぎて1人封印するにもやっとって感じになるんじゃ

ないかなぁ」

「どうすれば変身できるんですか?」

と突然詰め寄る晃兄

「さぁ・・・少なくとも私はこのリストバンドに触れたときに変身したわね」

「リストバンド・・・」

「変身後だと・・・篭手になってますね。実さま、ちょっと触れてみてください」

突然く〜るりと顔を向けて言ってみる

しぶしぶと触れてみるが、案の定何もならなかった。

「では実さまにも変身を促すアイテムが存在するってこと?」

「そういや、そういうのって生まれたところにあることが多いんだろ?だったらそいつの元いた家へ

忍び込んでやろうぜ」

ずっと欠伸をかみ締めながら聞いてくせに、突然生き生きとしだすダーク・・・

根っからのトラブル好きか・・・

「でも、転校生だから生まれたところは違うんじゃぁ・・・」

とは私。

「その通りだぁ。俺が生まれたのは別のとこだぁ」

すっごいぐったりした感じで言う実さん

「でも必要なものならおのずと付いて来てるんじゃないかしら、行ってみるかちはあるわ」

にっこり顔で返すスティルネスさん

「んじゃぁ、実さんの家にしゅっぱーつっ」

腕を高々に上げてGoサインを出す私

「おいおいっ、勝手に決めるなよ」

「行くにしてもお前は留守番だぞ」

実さんと晃兄が同時につぶやく

「えええっ、なんでぇ?」

実さんのセリフを無視して晃兄へ答える

「あ、無視しやがったな」

「何でって、お前いざって時身を守れないだろうが、見つかったらどうする気だ」

またまた同時につぶやく二人。

「大丈夫大丈夫、相手は人間なんだから、晃兄の力で姿を見えないようにしてくれるだけで見つからないわよ」

先ほどのスティルネスさんのまねをして人差し指を口元に立てる

実さんはテーブルにひじを付き明後日の方向を向いている、私を細目で見てため息を付きながら。

★あとがき★ 書きかけで2年間も(3年?)もほっといてました(笑)いやぁ長かったね。でも書き足したの 数行・・・もっと早くやれよ俺。次は実の家に舞台を移します。こうご期待。 って期待してる人居るんやろか(^_^;)しかも期待する文章じゃねぇし・・・ あああっ挿絵描いてみたいなぁ・・・

感想・苦情・お問い合わせはここまでお寄せ下さい。

BACKページへ NEXTページへ