オリジナル小説  第4話

「さっさとしてくれよ。暇じゃないんだから」

家に着くなり、急かす佐藤くん。

無理やり連れて来たのは私達だから文句は言えない。

「まぁ、まぁ・・・とにかく座って落ち着いて話しましょう。お茶でも入れるからさ」

そそくさと足早に台所に入ってお茶の用意をする。

「佐藤くんと、スティルネスさんはミルクとレモンどっちがいい?」

紅茶を運びながら二人に問う。

「俺はいい」

「・・・私は・・・私はレモンティーって方を貰うわ」

晃兄はストレート、私はミルクを入れる。

「さてと、では始めるか」

これはあくまで、私達の世界での伝承である。

神族とは、私達魔法界の者よりも強力な魔力をその身に宿し、その魔力持て

蒼き星を守護する存在なり

神をも匹敵するほどの魔力を持っている存在であると聞いている。

そう、晃兄は魔法界bPとも2とも言われるほどの魔力を持っているが、その晃兄ですら

敵わないと思われる。前回の闘いを見ても解るとおり、けた違いの魔力を持つものが訪れても

対処できるほど魔力を持っているのだろうということである。

その神族の子が人間界で育てられていると言う話しを女王様より聞き及び、

その子を捜すべく、晃兄が指名を受けて人間界へ来たのである

スティルネスさんの付け加えで、その神族は生命体のいる星にはかならず一人は居るのだそうで

星からエネルギーを貰って魔力を発動させているので、その星の大きさや、美しさや、

大地の広さなどが、神族の力を左右するのだそうです。

「それが、俺だって言うのか?」

紅茶には手をつけずにいる。(要らないって言ったけど一応ストレートで横にミルクを置いて運んである)

「その通りですよ。スティルネスさんもおっしゃってるじゃないですか」

あれ、敬語になってる?

「俺が生まれたのは佐藤家だよ。そんなものしらん」

本当に何でもないって感じの顔をしている

「じゃぁ、なんであの時戦ったの?」

「ああ、それは・・・」

私の問いになんか難しい顔をしている

「そう言えばその姿は修行だとか言ってましたね。それにあの戦い方はどこで?」

スティルネスさんが思い出したように問う

「・・・・・・・はぁ。仕方ねぇなぁ・・・」

頭に手をやるとパチパチという音が響く。

すっと頭を外す・・・じゃなかった。髪が外れると水色の綺麗な長い髪が降りてくる

「こういうこと。」

乱れた髪を整えながら

「修行っていうのは、演技を悟られないように生活すること。まぁ俺もまだまだかなぁ

 それから、戦ったのは俺の一族の掟ってやつかな?

 どこにも属さず一般市民を守るのが教えってやつだ」

学ランを着たままなのですごく、ミスマッチな感じではあるけど気の強そうな感じの女の子

水色の髪はお尻のあたりまであって、地面にすれすれである

「まったく、しゃべらなきゃいけないはめになるとはなぁ・・・

 まぁあれだけ大立ち回り演じてたらしかたないか・・・」

頭をガシガシと掻きながら、あらぬ方向を見ている

「あれ、戦った後どうするともりだったの?人間の世界って普通と違う能力があると

 異端視されるんじゃない?」

と、私

「そういう術があるから大丈夫だ」

そう言いながら、外したかつらをつけ始める。なれているようで器用に長い髪をかつらの中にしまう

「そうそう、神族の話ね。あなたが神族っていうのは本当よ。同属のオーラっていうか

そういうの感じるから間違えないわ。それに、ダーク=ブルーが証拠よ。

あの子は貴方を倒す為に貴方から分身させた貴方の一部なんだから」

「って言われてもねぇ・・・」

話し合いはいつまでたっても平行線をたどっている・・・

「ねぇ、どうしたら私達の話し信用してくれるの?」

「信用とかそういうんじゃねぇよ。ただ、その話が本当だとすると今の家族や仲間って何だ?

俺にはあいつらまでお前達のような力を持っている様には思えない。」

「あ・・・。なるほど」

どういうことなんだろう。

「神族って突然変異みたいなもので、一般人の中から生まれるんだよ」

とさらっと言ってのけるスティルネスさん

「私の両親なんか魔力ほとんどなくって武道を志していたもん。だから私もそういう戦い方するんだけど、

変身出きるようになったのは10歳くらいかなぁ・・・だから、私が神族だってわかったようなものなんだから」

ってことは、ほっといたらいつか佐藤くんもどこかで変身していたってことか?

「どうしても、俺を神族とやらにしたいらしいな」

ちょっと顔の端がひきつっている

「どうしてもっていうか、真実なのですが。ではこうしましょう。私と魔力勝負しましょう

私に負ける様ではどうしようもないですし、負けたら修行を受けていただくというのはどうですか?」

と右手人差し指をピッと立てて提案する晃兄

「勝負ねぇ、勝敗はどうやってきめるんだ?」

「お互い倒したらということで」

「で、俺が勝ったら何してくれるんだ」

「貴女が勝ったら私と勝負しましょうか、神族がこの人くらい勝って当然だもの」

魔法界bPor2の晃兄を捕まえて、この人くらいとわ・・・

「勝負はどこでやるんだ?」

「あちらに見える山の中腹の森に魔力障壁をはります。その中で」

「わかった、じゃぁ3時間後にそこで待ってる」

えっ。これから皆で行くんじゃないの?すくっと立ちあがって荷物を持ち出て行く佐藤くん

「とりあえず、動きやすい服に着替えてくる・・・」

学校では学ラン着て闘ってたくせに・・・

そして3時間後、兄とスティルネスさんで魔力障壁をはりめぐらし、

音や魔力や熱等を下界に通さない様になったところに佐藤くんは現れた


★あとがき★ なんだか、意味わかめな小説になってしまいました(いつものことだけど(苦笑) 今度はパーティアタックですね(^-^;)一度漫画にした時は次から描いたんですよ・・・っていうか 次しか描かなかったが正解かな(だってベタが多いんだもん(それを挫折と言う) またよろしければ次も読んで下さると嬉しいです。そんで感想なんかいただけるともっと嬉しい(^-^;)
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